株式の評価

株式市場はバブルの崩壊を乗り越え、一時は活気を取り戻した感もありますが、現在は2万円を切る状態です。

株の取引はごく普通のサラリーマンや主婦たちだけでなく、大学生であっても相当に稼いでいる人たちもいるようです。

したがって株が相続財産となる家庭も少なくないはずです。

そこで株式の財産評価の知識も、一個人にとってかなり大事になっていると思われます。

さて、株式評価は、上場株式・気配相場等のある株式・非上場株式の3つに区分して評価されます。

上場株式

上場株式とは東京・大阪・名古屋・福岡・札幌の証券取引所で取引されている株式のことです。原則は取引価格が評価額となりますが、株の価格は秒単位で変動しているため、相続財産の評価額は下記の価格の内、最も低い価格を選ぶことになります。

◆課税が行われる時期で、その月における毎日の平均取引価格
◆課税が行われる時期で、前月の終値の平均額
◆課税が行われる時期で、における前々月の終値の平均額

課税時期とは相続では相続の日であり、贈与では贈与のあった日のことです。上場株式の評価明細書は税務署にあります。

気配相場のある株式

まず気配値とは、株を売りたい人と買いたい人の希望する値段のことで、その値段の相場を気配相場(けはいそうば)と言います。

これは、店頭登録銘柄や店頭管理銘柄、また、公開途上にある株式、そして国税局長の指定する株式等に分けられます。原則は上場株式と同じ扱いなのですが、次のいずれかの価格を評価額にすることになります。

◆課税時期の取引価格
◆課税時期前3ヶ月間の月平均額

非上場株式

会社の規模や種類によって評価計算が異なるので、株式評価の中でその評価方法が一番ややこしい株式です。

NISA

現在はNISA(ニーサ)と言われる、一定額までの株式取引において、その売却で得た利益や配当などが非課税となるものがあります。

被相続人名義のNISA口座にある株式を、そのまま相続人のNISA口座に移すことは出来ませんので、この場合は相続人の一般口座等に写すことになり、その後は当然に課税扱いとなります。